自社の管理システムと媒体入稿サービスをAPIで連携し、掲載情報の登録・削除を自動化しました。
クライアント / プロジェクト概要
複数の広告媒体に掲載を行っているサービス業の企業様です。スタッフの入れ替わりのたびに、担当者が入稿サービスの管理画面へログインしてプロフィールと写真を手入力し、掲載終了時には契約媒体を1つずつ確認しながら削除する、という反復作業が発生していました。
課題
- 自社システムと入稿サービスへの二重入力が常態化し、内容のズレも起きていた
- 掲載終了時の削除が20以上の媒体に及び、削除漏れ・消し忘れのリスクがあった
- 操作を誤って別店舗のデータを登録すると、画面からしか取り消せない仕様で、誤操作の影響が大きかった
ご提案・アプローチ
自社の管理システムを情報の起点(マスタ)とし、登録・削除の操作が入稿サービス側へ自動反映される連携を開発しました。外部サービスのAPIを調査し、**「途中で失敗したら両方に残らない」「結果が不明なときは勝手に再送しない」**という整合性のルールを先に決めてから実装しています。
制作のポイント
- 誤操作の防止をコードの構造で担保。 操作対象の店舗を許可リストで固定し、取り違えやすいAPIの宛先は文字列の組み立てを禁止して定数化しました
- 「送信したが応答がない」を独立したエラーとして扱う設計。 登録されたか不明な状態で自動再送はせず、担当者の確認に回します。二重登録を仕組みで防ぐ判断です
- 削除は完了確認までを自動化。 媒体側の削除ジョブを追跡し、媒体ごとの成否を照合。削除後の再確認まで行って「消えたはず」をなくしました
- 外部APIを直接叩かずに検証できるテストを整備。 判定ロジックを切り出してテストで固定し、外部仕様の癖も再現しています
制作の流れ
- 調査:入稿サービスのAPI仕様と挙動(エラー時・中間状態)を検証
- 設計:失敗パターンごとの帰結(どちらに何が残るか)を表として文書化
- 制作:登録・削除・照合の順に実装し、テストで判定ロジックを固定
- 納品・運用:管理画面の操作に組み込み、担当者の手順を変えずに移行
成果
- スタッフ情報の登録・削除が自社システムからの操作だけで完結し、二重入力と削除漏れがなくなりました
- 誤操作しても影響が広がらない設計により、担当者が安心して操作できるように
- 媒体ごとの反映結果が記録として残り、掲載状況の確認も容易になりました





