オリジナルボトル制作の受発注管理システムに、ラベルデザインをボトルに巻いた状態で確認できる3Dプレビュー機能を追加開発しました。

クライアント / プロジェクト概要

オリジナルグッズの受発注管理システムを運用中の企業様です。ラベルデザインの確認用画像(ボトルに巻いた見た目)を作るために、外部業者のWebビューアへ手動でアップロードしてスクリーンショットを撮り、画像を並べて整形する、という手作業がカタログ1件ごとに発生していました。

課題

  • プレビュー画像の作成が外部サイト頼みで、1件あたり数分の手作業が発生していた
  • 未発表のデザインデータを外部サービスへアップロードすること自体がリスクだった
  • 作業手順が属人化し、担当者以外はプレビューを作れなかった

ご提案・アプローチ

WebGL(three.js)を使い、ブラウザの中だけで完結する3Dプレビューを実装しました。ボトルの形状は実物の寸法と業者ビューアの見え方を画素単位で計測して合わせ込み、「これまでの確認画像と同じ見え方」を受け入れ基準に据えています。ラベル画像はサーバーへ送信せずブラウザ内でのみ扱うため、デザインデータが外部に出ません。

制作のポイント

  • 回転体プロファイルによるボトルモデリング。 実測値に基づく形状で、ラベルの貼付範囲・見え始めの高さまで既存の確認画像と一致させました
  • 色再現を優先したレンダリング設定。 見栄えのする色調変換ではなく、ラベルの絵柄の色が正しく見えることを優先しています
  • カタログ登録時の自動生成。 ラベル画像を登録すると、正面と左右向きの3本並びプレビューが自動で作られます。手動で設定した画像を勝手に上書きしない配慮も入れました
  • 既存データへの一括適用は「人が見守れる」設計に。 進捗表示・中断・再開に対応し、途中で止めても壊れません

制作の流れ

  1. 調査:既存の確認画像を画素解析し、寸法・貼付範囲・アングルを数値化
  2. 試作:3Dモデルの見え方を既存画像と突き合わせて調整
  3. 制作:ビューア・自動生成・既存データの一括生成を段階的に実装
  4. 納品・運用:本番ビルドでの動作・読み込みサイズへの影響まで検証して公開

成果

  • 1件あたり数分かかっていた手作業が、登録と同時に数秒・無人で完了するようになりました
  • 外部サービスへのデザインデータのアップロードが不要になり、情報管理面のリスクを解消
  • 既存カタログ57件へのプレビュー一括適用も、中断可能な安全な手順で完了しました